「漢字ルンダ」を使った遊び(その1)「カンジャン」
「漢字ルンダ」を使った遊び「カンジャン」の遊び方
「カンジャン」は、「漢字ルンダ」を使って、部首と送り仮名でできるペアで漢字を作るゲームです。より早く5つのペアを揃えた人が勝ちです。
準備
このゲームは2人で遊びます(必要に応じて制限時間の管理や作成した漢字の可否判断をするゲームマスターを1名ご用意ください)。
部首カードと、送り仮名カード(全60枚)を混ぜ、よく切ります。
上から5枚を順番に配り、上を向けておきます。
残りのカードは山札として、伏せたままおいておきます。
準備ができたら、じゃんけんで先手を決めます。
それでは、スタート。まずは先手(右の人)のターンです。
先手(ここでは、じゃんけんで勝った右の人)は、山札から1枚取り、手札に並べます。
このカード(最初は6枚あります)の中で、部首と送り仮名でできる漢字を作ります。
手元にあるカードを使って、部首+送り仮名のペアを作ります。
ここでは、「もんがまえ」の部首と、「く」の送り仮名で、「開く」を作りました。
ここでは、「もんがまえ」の部首と、「く」の送り仮名で、「開く」を作りました。
ペアができたら、「開く」と宣言して重ねて前に出します。
ペアが出来たら、山札から1枚取り、手札に並べます。
ここでは、山札から「口」のカードを引くことができました。
続けて別のペアができるようであれば、連続で前に出してください。
続けて、「しんにょう」と「う」で「通う」ができました。
これも「通う」と宣言して前に出しましょう。
その後、1枚引きます。
出せるカードがなくなったら、捨て札として、山札の横に1枚捨てます。
ここでは、「がる」の札を捨てました。
※この捨て札は、次の相手のターンで相手がとることができますので、相手の持ち札をよく見ながら捨てましょう。
捨て札を捨てたら、相手のターンに移ります。
次は、後手のターンです
次は、左側の人のターンです。
以降は、山札の一番上を1枚取るか、直前に相手が捨てた札を拾うかを選ぶことができます。
ここでは、山札から1枚とり、「にんべん」と「る」で「作る」ができたので、「作る」と宣言して前に出しました。
このようにしてゲームを進めていき、ペアを作れなくなったら1枚、手札の中から1枚選び、捨て札に捨てます。
これで、左側のターンは終了です。
相手が捨てたカードを有効に使おう
これは、右側のターンが終了した直後です。
右側は「げる」を捨てて終了しています。
左側は、手札に「てへん」があるので、「げる」と組み合わせて「投げる」が作れそうです。
自分のターンが終了する時には、相手に有利にならないように捨て札を考えることが大切です。
この場合は、
※捨て札から拾う場合は、すぐにペアが作れない場合でも、取ることができます。
そして、勝敗の決定
最終的に、5枚の手札を全て「部首」と「送り仮名」のペアにして、前に出した方の勝となります。
この場合は、右側が勝ち!となりました。
パチパチパチパチ!!
その他
・一つのアクションの制限時間は、10秒が適当だと思います。ルール上は10秒に設定しておき、長考する人がいると、10秒のカウントダウンをすればいいでしょう。
・すでに宣言されている漢字を宣言することができません。自分または相手が「投げる」を宣言したあとは、それ以降「てへん」と「げる」がそろっても投げるを宣言することはできません。
常用漢字縛りで行う場合は、参考資料として常用漢字の動詞一覧を用意しましたので、こちらを判断基準にしてください。
常用漢字の動詞一覧(読み仮名順)